一昨年前に購入した軽いゼログラム(ZEROGRAM)テントのおすすめできる特徴を実体験からご紹介します。
今回は、私が超軽量テントを使用した実感について、良い点やもう少しこうだったらなあと思った点についてお伝えします。
ゼログラム(ZEROGRAM)とは
ZEROGRAMの公式ページには
Save Earth Save Us
ZEROGRAM(ゼログラム)は、人が自然に入る影響を限りなく「ゼロ」にしたいという強い意志から生まれました。
Save Earth Save Us をコンセプトに、環境に配慮した一歩進んだ持続可能なアウトドアライフスタイルを提案いたします。
山やロングハイクを快適に遊歩し、幕営地では仲間と共に楽しめる、アウトドア製品をお届けします。
と示されています。
アウトドアに関するもの全般、テント、シュラフ、ザック、登山靴などの登山装備、ハイカーのためのギア、キャンプ用具、シャツや手袋等まで、幅広く、自然への影響を考え、そしてこだわりを持って作られているように思います。
私は、特にギアの軽さには、とても驚きを感じています。
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おすすめの超軽量テント
今までテントでの山行やキャンプをする中で、今回紹介したいのは、ゼログラムの中でも「Thru Hiker 1p ZEROBONE」です。
おすすめ点1
一体型のダブルウォールなので、一度の作業であっという間にフライシートまでの設置が完了します。
おすすめ点2
室内は、一人用としては十分広くて、靴を置いたり、食事を作るスペースとなる前室もあります。サイズは下記のとおりです。
サイズ インナー 210(L) x 85(W) x 100(H)cm
アウター 220(L) x 95(W) x 106(H)cm
パッキング 14(L) x 14(W) x 39(H)cm
構成 フライ、インナーテント、ペグ10、ポール3、スタッフサック
重さ minimum 978g (フライ、インナーテント、ポール3、ペグ4)
(フットプリントは別売り)
その他 ベンチレーション1、前室1,、出入口1、ポケット1、ランタンフック2、半自立
>>ゼログラムテントに関するページはこちら
>>このテントの簡単な設営はこちら
ZEROGRAMテントでの山行
雨と強風の飯豊連峰(切合小屋・門内小屋)
飯豊山はテント泊2泊で縦走しました。
1日目 川入から入山し、雨に打たれて歩き続け三国岳を経て、切合小屋にて、雨天の中、テントを張りました。
先に地面にペグを打ち、ポールにフックを掛けるだけなので、あまり雨に濡れずにテントに入ることができ一安心です。
雨の場合は、先にテントを広げ、テント内にザック等を入れてから、ポールを立てれば、問題ありません。
2日目 飯豊山、烏帽子岳を経て、門内小屋のテント場に張りました。
天気は良かったものの、東からの風が強くヒューヒューと音が響くこともありましたが、問題なく朝を迎えました。
基本的には、ペグの強さが要ですが、基本的に風に強く安心して使えました。
門内小屋のテント場 ↓
太郎平キャンプ場で2泊、黒部五郎岳
折立から入山して、太郎平小屋のキャンプ地にテントを張りました。
キャンプ地はお昼過ぎに到着したので、とても混んでいて、張る場所がなかなか見つかりませんでしたが、このテントのスリムさが斜めの土地でも調整しながら張れるので、狭い場所でも問題ありませんでした。
2日とも天気が良く暑いくらいの日だったので、テントの中は少し暑くなっていました。
激混みの太郎平キャンプ地 ↓
周りの皆さんは暑かったのか外にいましたが、ゼログラムテントは、インナーテントのネット仕様とベンチレーションで、こんな時も風通しはまずまずです。
間口はとても広くなります ↓
雨の赤石小屋でテント泊
椹島から入山し、1日目は、千枚小屋でお約束の小屋泊。
2日目は、千枚岳、悪沢岳、赤石岳を経て、赤石小屋でテント泊をしました。
この日は、あいにくの天気でしたが、素早く張ることができ、テント内でゆっくりしました。
夜の間もずっと雨が降っていて、雨音が続いていましたが、私のこのテントに対する信頼度は上がっていたので、心配は無用でした。
赤石小屋のテント場林間、風は感じません ↓
長所と短所
おすすめな点
1 単純にとても軽い
女性でも、重さや疲れなどの心配が少ない。
2 テントの設置方法が超簡単
雨天でも、あまり濡れずにテントを立てることができた。
3 風に強い
非自立式で、ペグが要であるが、相当強い風が吹いていたが問題なかった。
4 外袋の大きさに余裕がある
テントを入れておく外袋の大きさに余裕があるため、出し入れが楽である。
(他のテント袋でありがちな、テントを入れた時に外袋がパンパンになることはない)
5 きちんとした前室がある
テントが小さいわりには、登山靴を置いたり、食事を作ったりできる前室があり使い勝手がよい。
こうだったらなと感じた点
1 寒い時期には、フライシートと地面の間からの風がなくなれば・・・
インナーテントがメッシュ仕様のため、風が入る。(深秋は寒く感じるが、暑い時は逆にちょうどよい)
2 フライシートが強風で音がしなければ・・・
風に対する強度はあるが、構造上、強風のときはどのテントもやむを得ない。
ZEROGRAM Thru Hiker 1pを使用してみての感想
結論、私は今まで使用したテントの中で、相当お気に入りのテントとなりました。
ただ、インナーテントがメッシュであるため、使用できる季節は限られるますが、低山ではスリーシーズン、高山では夏限定と決めて使用すればよいかと思いました。
一度、真冬のキャンプ場でこのテントを使いましたが、かなり寒かったので、当然真冬はおすすめしません。(笑)
いずれにしても、このテントを持ち歩いて、夏の縦走は、40リットルのザックで2~3泊は可能でした。
ZEROGRAM テントのご紹介でした。
一度お試しあれ。
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コメント
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