冬は、米子不動尊奥の院を中心として、不動滝、権現滝、奇妙滝などの氷瀑の壮大な景観を楽しむことができます。
雪がある時期は、スノーシューを利用して滝巡りの雪山ハイクもおすすめですが、登山口直近までの雪上車や鉱山台地の雪原歩きも楽しみのひとつです。
今回は、雪山の米子不動氷瀑と新装した根子岳山荘についてご紹介します。
米子不動氷瀑とは
米子不動尊の直近にある不動滝、権現滝は、米子不動尊の御神体として祀られていて、冬季はその全体が氷瀑となります。
日光の雲竜渓谷の氷瀑と比べても数倍の大きさがあり、また、その直近まで近づくことができるので、氷瀑の迫力と神々しさを感じることができます。
この2つの滝以外にも、付近には、奇妙滝や雨模様滝があるほか、広々とした高山台地があるため、真っ白な雪原を自由にスノーシューで歩き回ることができます。
米子不動尊奥の院の位置はこちら↓
アクセス方法
雪のある時期は、車で入ることができる林道除雪終点(米子不動線)から登山口までは、雪上車(約45分間)を利用します。
(徒歩の場合は、雪道を約15km歩くことになるので、現実的ではありません)
この林道除雪終点までは、長野東ICから約40分、JR長野駅から車で約75分です。

雪上車は、山岳匠索社が運営しています
雪上車に関するお問い合わせは、山岳匠索社(成田氏) naritakenji0305@gmail.com まで
米子不動氷瀑巡りのコース概要
雪上車駐車場(登山口)→ 根子岳山荘 → 不動滝 → 権現滝 → 根子岳山荘(休憩)→ 鉱山台地 → 奇妙滝(往復)→ 雪上車駐車場

時間:約5時間(休憩時間を含む)
距離:約7km
高低差:約700m
米子不動氷瀑巡りの見どころ

雪上車の終点から歩きます
霧氷や雪道の世界は、すでにモノトーンです

少し歩くと頭上には小さな氷瀑が幾つか見え始めます

根子岳山荘に到着します
最近リニューアルをしたとのことで、売店やラップ式のトイレがあります

また、ここで休憩や暖を取ることができます

不動滝へ向かうと巨大な滝の塊が見えてきます

高さ85メートル以上の不動滝の迫力は圧巻です

不動滝から少し移動して、こちらは権現滝です
こちらも負けずと大きいです

根子岳山荘に戻り、隣の米子不動尊奥の院にお参りしましょう

根子岳山荘をあとにして、昔1,500人以上が暮らしていた鉱山台地に上がります
真っ白な雪原を自由に歩けます

最後は奇妙滝へのピストンです
この滝に一番近づけるので、見上げながら観察できます

時々クライマーが登っているそうですので、落氷には注意です

帰りも雪景色を楽しみながら登山口へ戻ります
コース上の注意点

登山口から最初のつり橋は二人ずつ渡ってください

氷瀑の直近は、落氷のおそれがありますので気を付けましょう
群馬県側からは、四阿山の裏側に位置する米子不動氷瀑の迫力は、写真ではなかなか伝えきれないものがありますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
スノーシューのレンタルも行っているそうです。
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