二次燃焼のたき火台を使うと、「煙が少ないし、きれいな灰になるので後片付けがとても楽」という印象がある方も多いかと思います。
もちろんそうなのですが、実は、とても美しい炎を見ることができるので、キャンプなどで二次燃焼ができる焚き火台を使ってみてはいかがでしょうか。
今回は、二次燃焼した画像を含めて、ソロストーブの焚き火台でその方法を紹介します。
二次燃焼とは
二次燃焼とは
薪などを燃やして発生した煙を、再燃焼させることです。
具体的には、一次燃焼だけでは酸素が足りず、不完全燃焼となった部分は煙となって現れ、この煙に高温の空気を送って再度加熱して燃焼させることをいいます。
二次燃焼ができる焚き火台とは
本体の横と上部に穴が空いている仕様のものです。
この穴は、一次燃焼で発生した煙を燃やすため、加熱された空気をを上部へ送るためのもので、この穴がないと二次燃焼はできません。
煙を再度燃やすことができるので、二次燃焼できる焚き火台は、煙が少ないということになるのです。
製品の説明文には『2層構造』などと書かれていることがあるので、選ぶときはチェックしましょう。
二次燃焼をするメリット
薪を余すことなく燃やせるため、燃焼効率がアップするので
・煙やにおいが少ない
・灰が少なく片付けが楽
・火の粉が出にくい
という効果があります。
二次燃焼は、煙やにおいも少なくなるので、風下にならないように、場所を移動したり、たき火のあとの臭いに悩まされたりということも少なくなるでしょう。
今回使用した焚き火台
SOLO STOVE CAMPFIRE / ソロストーブ キャンプファイヤー です。
今回使用したたき火台の大きさ
直径:17センチ程度
高さ:収納時17センチ程度、使用時23センチ程度
大きすぎず使いやすい大きさです。
ペレットの炎(動画)
下の写真は、別のたき火台を使用して、焼き肉や焼き芋を作っているところですが、炎の様子を見て楽しむことは、これでも十分にできます。
しかし、ソロストーブを使って燃やしてみるとどうでしょうか。
こんなにもきれいな炎を見ることができます。
そして今回は、薪の代わりに木質ペレットを使ってみました。
ホームセンターや通販で販売されています。(20Kg約2,000円くらいから)
薪を割って焚き火に使うのは、焚き火の楽しみのひとつですが、この薪に変えてペレットを使ってみると、木の大きさが一定で、薪が焚き火台からはみ出ることがないため、二次燃焼の炎を最大に美しく見せることができます。
ひとつ注意点ですが、ペレットが下に落ちないような網をしたにセットする必要があります。
これは、100均で購入したものです↓
木質ペレットとは
木質ペレットとは、建材として使われていない木材を破砕して粉状にしたあと、乾燥・圧縮して円柱状に固めて作られる燃料で、100%木のみを原料としています。
木質資源燃料としては、薪やチップが利用されていますが、ペレットはこれらに比べ
1 大きさ・形状が均一化されており、自動燃焼運転が可能である
2 顆粒状で軽いため、搬送や保管、長時間の貯蔵に適している
3 燃焼効率に優れ、灰や煙も少なく、メンテナンスが簡単である
など多くの点で優れており、とても扱いやすい燃料といえます。
木質ペレットは、再生可能な燃料であるため、今後将来にわたって安定して利用できます。
また、カーボンニュートラルのため、燃やしても大気中の二酸化炭素を増加させない、地球にやさしい燃料といえます。
手軽に楽しめる焚き火の方法のひとつとして、キャンプなどで、イベント的な楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。
「のんびりさん」のんびりと山を歩こう 女性ガイドが登山ガイドをしています
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