農業や林業を営んでいる場合は、多くの稲わら、刈草、枝などを処分しなくてはなりません。
野焼きを原因とする火災が発生しており、安全に焼却を行うためにも、土の上での焼却をするのではなく、簡単に作れる焼却炉を使って安全に焼却をしてはいかがでしょうか。
今回は、ホームセンターで売られているブロックを使って焼却炉を作りましたので、法に基づく燃やし方などをお伝えします。
野焼き(焼却)をしてよい場合
野焼きとは、基準を満たす焼却炉を使用せず、野外で廃棄物等を焼却することです。
野焼きをしてよい場合
1 伝統行事や慣習上の行事で、どんど焼きや焚き上げなどの焼却
2 農業、林業又は漁業を営むため、農作物残渣、刈草、稲わら、枝などの焼却
3 災害時の応急対策、復旧のために必要となる焼却
4 たき火など日常生活で通常行われる軽微な焼却
5 国または地方公共団体が施設管理のために必要とする廃棄物の焼却
(上記以外の場合、野焼きは原則としては禁止されています。違反すると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金を科せられる可能性があります)
ブロック焼却炉に必要な材料
重量ブロック32個(ブロック1個 約150円)
ブロック焼却炉の作り方

土地を整地してブロック8個を並べます

全ブロックの水平をチェックします
(水平に置くことがとても大事)

ブロック8個を上に並べて1段目を作ります

同じように並べて2段目を作ります

さらに3段目を積み上げます
横から見るとこんな感じ

上から見るとこのように仕上がっています
焼却してみる
農作地の整備の際、不要となった刈草などを焼却します。

小枝を着火剤にして燃やし始めました
下のブロックの穴から空気を取り込み、焼却の流れができてきます

空気の流れが作られ、あっという間に燃え切ってしまいまいした
炎はブロックの高さの倍くらいまで上がることもあるので、注意が必要です
地域により焼却できる条件が異なる場合があります。確認して、安全に焼却してください。
また、万が一のために、水や消火器の準備をしておきましょう。
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