浅間、吾妻、四阿地区の低山は、隠れた魅力のある山がたくさんあり、特にカラマツの紅葉の終わり頃は、多くの落葉樹が葉を落とすので、周囲の景色がとてもよく見えます。
桟敷山は、夏の終盤には「アサギマダラ」が現れることでも有名です。一方、多くの種類の苔が生息しており植生の観察しながら歩くこともできます。
コースは、短時間で周回でき高低差も大きくないため、登山初心者の方でも安心して歩けるおすすめの山です。
今回歩いたコース
桟敷山登山口(駐車場)→ 桟敷山 → 展望台 → 小桟敷山 → せんべい平 → 桟敷山登山口(駐車場)
時間 :約3時間(休憩時間を含めて)
距離 :約5.0km
高低差:約480m
駐車場へのアクセス・トイレ情報
駐車場情報
桟敷山登山口(駐車場)へのアクセスです。
カーナビでは、「湯ノ丸牧場」または「民宿わたらせ」をセットしてください。
これらの直近の林道を入るとすぐに駐車場があります。
(Googlemapから)
駐車場は20台ほどのスペースが2つありますが、先(奥)の方の駐車場が登山口に近いです。
(写真では、車のすぐ右が登山口です)
トイレ情報
登山口には公衆トイレはありません。
登山口の近くでは、地蔵峠(湯ノ丸スキー場)のトイレや鹿沢インフォメーションセンターのトイレが利用できます。
(鹿沢インフォメーションセンターのトイレは、職員が所在している場合のみ使用できます)
また、県道94号上に公衆トイレがありますが、11月頃から冬季閉鎖となっています。
コース上の見どころ
駐車場からのカラマツ林
黄金色に輝いています
東の西篭ノ登山から朝日が上がってきました
幻想的な感じがします
登山道の周辺は、カラマツとクマザサ
このあたりのカラマツは、すでにほとんどの葉を落としています
ときどき湯ノ丸山や篭ノ登山が顔をのぞかせます
歩きやすい登山道を1時間ほど歩くと、桟敷山山頂に到着します
四阿山や草津白根山の展望が素晴らしく、裾野の紅葉がきれいです
振り返ると浅間山もどーんと構えていますね
桟敷山から一旦下り小桟敷山へ
小桟敷山の山頂は、とても広く休憩ポイントにちょうど良いです
ナナカマドの実が青空にとても映えています
小桟敷山を下りて駐車場へ向かう歩道の近くの「せんべい平」は、夏にはアサギマダラがやってきます
見つけた苔(コケ)たち
桟敷山や小桟敷山では、たくさんのコケを見ることができます。
星のように整然としたスギゴケ
ふさふさしているシッポゴケ
カラマツにまとわりついているのは、地衣類のサルオガセ
こちらも苔ではありませんが、イワカガミの紅葉
寒さが得意な白いハナゴケ(地衣類)
コース上の注意点
桟敷山から小桟敷山に向かう際に一旦下りますが、急な坂がありますので、滑らないように気を付けましょう
桟敷山と小桟敷山の鞍部は、大きな石の間に空間ができていますので、足元をよく見ながら歩いてください
約3時間程度で周回できる山ですが、見どころ満載ですので、初心者から経験者まで楽しめ充実度は満点です。
夏のアサギマダラ、秋の紅葉、初冬の展望観察、真冬の雪山など、四季折々楽しめる良い山ですので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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