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浅間二輪車記念館へ/国産の旧車バイクの魅力とレースの歴史

旅行

浅間山北麓や北軽井沢は、群馬県のジオパークの一部であるとともにリゾート観光地としても有名です。

この地域は、浅間高原とも言われ、オートバイの浅間火山レースが行われた場所で、モーターサイクルスポーツの発祥の地となっています。

この自然あふれる場所を疾走した旧型のバイクやレースの歴史を見られる場所、浅間園にある浅間二輪車記念館(浅間記念館)をご紹介します。

浅間二輪車記念館とは

開館日時:料金等

開館日 :4月~11月(火・水定休日)
     (日程の詳細は、浅間二輪車記念館のホームページを参考にしてください)
開館時間:午前10時~午後4時
入館料 :大人(高校生以上)500円
     中学生以下    無料

浅間二輪車記念館は、アマチュアのクラブである浅間ミーティングクラブと、地元の長野原町が協力して1989年5月に開館しました。

1955年から開催された浅間火山レースにより、モーターサイクルスポーツの発祥の地として多くの優れた人材を輩出したことを末永く記念し、二輪車を介して浅間記念館建設と保存をテーマに創られたものとなっています。

浅間二輪車記念館は、大きい空間ではありませんが、特に国産の旧型オートバイが多数展示されていて、バイク好きな方には、バイクを眺めているだけで幸福感を感じられる良い場所となっています。

とても居心地がよい空間となっています。

浅間火山レースとは

浅間火山レース(全日本オートバイ耐久ロードレース)は、浅間山麓で1955年から1959年までの間に実施されたオートバイのレースで、日本初の本格的なロードレースとして位置付けられています。

日本製オートバイの性能向上を目的とし、当時のイギリス自治領で行われていたマン島TTレースをお手本として開催されました。

しかし、当時の日本には本格的なサーキットはもちろん、舗装された公道コースはなかったため、第1回浅間火山レースが行われた浅間山麓の公道コース、第2回以降が行われた浅間高原自動車テストコースも未舗装のコースでした。

それでも、当時の日本では初めての本格的なオートバイレースであり、多くの国産バイクメーカーが技術を上げていき、世界の技術レベルに追いつくきっかけとなりました。

また、北野元、高橋国光、伊藤史朗など、後にロードレース世界選手権や4輪レースで活躍する多くの選手を輩出しました。

どのような二輪車があるの?

ここに展示されている二輪車のほんの一部をご紹介します。

ライトクルーザーSL(昌和製作所)
125CC 2サイクル単気筒

レースのウルトラライトクラスに出場しています

陸王モーターサイクル プロトタイプ 1960年
750CC 空冷4サイクル2気筒 

陸王モーターサイクルで技術開発を行っていた際の貴重な試作車です

モナークF1(モナーク工業) 1955年
250CC 空冷4サイクル単気筒

第1回目の大会で4位に入るなど活躍したバイクです

スーパーカブC100(ホンダ) 1963年
49CC 空冷4サイクル単気筒

現在も人気があるスーパーカブ、このモデルの初期のものです

カブF型(ホンダ) 1952年
50CC 空冷2サイクル単気筒

「白いタンクに赤いエンジン」のキャッチコピーで当時一世を風靡しました

スタミナK1 白バイ(メグロ) 1964年
500CC 空冷4ストローク直立2気筒

群馬県警察交通機動隊で活躍し、昭和の東京オリンピックでマラソンの先導をしました

CD250 消防バイク(ホンダ) 1970年
249CC 空冷4サイクル2気筒

消防バイクは1960年代から消火器を積んで現場に急行し活躍しました

この他にも、まだまだたくさんの展示車がありますので、バイク好きな方は、一度お出かけしてみてはいかでしょうか。

今のオートバイにはないそれぞれの味を感じることができます。

アクセス

浅間記念館(二輪車展示館)へのアクセスです。
浅間記念館は、浅間牧場の直近にあります。

Google mapから

車利用:関越自動車道 渋川伊香保ICから約60分
    上信越自動車道 碓氷軽井沢ICから約40分
公共交通機関:JR軽井沢駅から草津温泉行バスで約34分(浅間牧場下車)

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近くの見どころは

浅間山北麓ビジターセンター

浅間山の噴火の歴史や植生の推移を感じながら、自然遊歩道を散策できます。
付近では標高が一番高いため、その展望は素晴らしく、また、豊富にある高山植物を観察でき、時期に応じたお花を楽しめます。

浅間牧場

入場無料。とても広々としており、牧場内のハイキングもできます。また、牧場内は樹木や植物も豊富で、小高い天丸山からの展望も素晴らしいです。

入口付近には、浅間牧場茶屋があり、ハイキング後の休憩場所にはぴったりです。

ASAMA Park Field

雄大な浅間山を正面に眺めながら、キャンプを楽しめます。
また、朝は野鳥のさえずりで目が覚め、昼間は、木々の森林浴を浴びながらの大自然を満喫できるキャンプ場です。

全体的な芝生の緑と周りの木々の緑のコンビネーションが素敵です。

スカイロックトレイル

浅間山北麓ビジターセンターから、鬼押出し溶岩の上部までトレッキングができるコース(スカイロックトレイル)があります。

本格的な山登りの装備が必要で、またガイドの同行が必須となっているので、浅間山ジオパーク推進協議会への予約が必要です。

このほかにも北軽井沢の地区には、多くの施設がありますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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