奥多摩の地域には多くの山々と多くのコースがあり、奥多摩地域の最高峰は雲取山(標高2,017メートル)です。
人気の山である雲取山までは、鴨沢からのピストンで約9時間のコースタイムが設定されていて、山小屋を利用して1泊する方も多いですが、今回は、雲取山へのコースの一部を通って、素晴らしい展望を楽しめる七ツ石山(標高1,757メートル)の登山コースを紹介します。
約6時間程度で下山できるので、日帰りには安心なコースです。
また、平将門の迷走ルートの案内板や絶景ポイントがたくさんあるので、本当におすすめできる山です。
七ツ石山へのコース概要
小袖村営駐車場 → 七ツ石小屋 → ブナ坂 → 七ツ石山 → 七ツ石小屋 → 小袖村営駐車場
時間:約6時間(休憩時間含まず)
距離:約14Km
高低差:約1,150m
下の地図(紫ライン)↓
(山と高原地図アプリから)
アクセス(駐車場・トイレ)について
車の場合
小袖村営駐車場(無料)を利用でき、ここは約30台以上は停められる広さがあります。
小袖村営駐車場 ↓
小袖村営駐車場 ↓
電車・バスを利用する場合
JR青梅線の終点「奥多摩駅」から、西東京バスに乗り「鴨沢バス停」で下車します。
西東京バスは、「鴨沢西行き」または「丹波行き」を利用し、「留浦行き」や「小菅の湯行き」は、鴨沢バス停に止まらないので乗らないでください。
奥多摩駅から鴨沢バス停までは約34分です。
また、鴨沢バス停から登り始めた場合は、駐車場から歩いた場合より少し距離が長くなりますので、上の地図で確認してください。
トイレ
小袖村営駐車場には、きれいなトイレが設置されています。
ここのトイレは、男女ひとつづつですが、洋式で便座も温かいので少しほっとする感じがしました。
七ツ石山ルートの見どころ
七ツ石小屋に近づくと、富士山や南アルプスの展望が素晴らしいです。
七ツ石小屋近くから ↓
七ツ石小屋 ↓
七ツ石小屋では、「中でゆっくり休んでくださ~い」とやさしい小屋番さんがいました、また、小屋の周辺にはいつも猫ちゃんがいますが、残念ながらこの日は見あたりませんでした。
平将門迷走ルートについて
丹波山村には、平安時代に謀反の罪でその身を追われた平将門が逃げ延びたという言い伝えがあります。
今回の登山ルートはゆかりがある地名が多くあり、説明の案内板が各所に設置され、説明を読みながら歩いているとどんどん興味がわいてくる感じがします。
このような案内板が10か所設置されていて、それぞれの場所で平将門が行ったことや感じたことなどについて詳しく書かれています。
歴史好きの方には、とてもおもしろみのある内容となっています。
今回は3月歩きましたので、チェーンアイゼンを使用しましたが、気候など状況に応じて、装備の要否を考え楽しんでいただきたいと思います。
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