普段は、目立て用の丸やすりを使って、切刃ひとつひとつの目立てをし、必要に応じてデプスゲージの目立てをしていますが、今回、チェンソー自動目立機を使ってみて、とても早く楽に研げたので使い方などを紹介します。
メンテナンスのなかでも、チェンソーの切れ味を左右する重要な作業が「目立て」です。
しかし、使用後に目立てを行わないと切断の効率が悪くなるだけでなく、故障しやすくなったり、安全性が損なわれることもあるので、チェンソー使用後の目立ては大事です。
チェンソー自動目立て機とは
今回、使用したのは、「ツムラの簡単チェンソー目立機」です。
丸やすりでは、手動で切刃とデプスゲージは別々に目立てをしていましたが、簡単に言うとすると、この電動目立て機は、切刃とデプスを同時に電動で研ぐことができます。
(同時にできるものもありますが。)
ひとつの刃を研ぐ時間が約1秒なので、あっという間に研げ、また、すべての刃がほとんど同じ力加減で研げるので、バランス良い刃に仕上がります。
ツムラの簡単チェンソー目立機の仕様
大きさ:幅75mm 高さ200mm 奥行き153mm
仕様:研磨可能ヤスリ径 4.0mm 4.8mm
電源 100V
消費電力 100W
砥石径 40mm
重量 610g
定格時間 30分
定価:22,000円(通販によっては12,000円くらいから購入できます)
※ 超硬刃、竹切用等一部研ぐことができないものもあります。
チェンソー目立て機の使い方
1 ガイドバーをクランプなどで固定します。
2 自動目立て機をセットします。
3 スイッチを入れます。
この目立て機の使用方法をとても分かりやすく説明しているYouTubeを見つけたので、リンクを貼っておきます。
参考にしてください。
自動目立てのメリット
メリット
・切刃とデプスゲージを同時に研げ、目立てに要する時間が短縮する。
・切刃とデプスゲージの高さの差を全て0.6ミリに調整できる。
・カッタの長さがすべて揃う。
注意点
・使用するためには電源が必要。
・左右カッタと回転方向を誤らないよう注意が必要。(説明書に記載あり)
・超硬刃には超硬刃専用の研石が必要。
・竹切用ソーチェーンには使用できない。
使用後の感想など
今回、この自動目立て機を使用するようになり、目立てにかかる時間が短縮され、また切れ味が見違えるようになりました。
そして、チェンソーを使った作業も安定して行えるようになり、安全面でも心配なく使用できるようになりました。
この自動目立て機の購入は、若干の出費にはなりましたが、私にとって作業効率が大きくアップしたので、おすすめできる一品となりました。
また、津村鋼業のホームページには、説明書がない方にも説明書のダウンロードができるようになっています。(よくある質問から確認できます)
皆さんも是非一度お試しください。
「のんびりさん」のんびりと山を歩こう 女性ガイドが登山ガイドをしています
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