引っ越しの日程が決まったので、いくつかの引っ越し業者から見積もり金額を出してもらいましたが、業者によって引越し料金の違いがとても大きかったので、その内容をお伝えします。
今回は、早めに業者を決めて引っ越し料金を把握しておきたいと思い、いくつかの業者の担当者に見積もり額を出してもらうだけではなく、荷物に関する細かいきまりなど、業者によって取扱いが異なっていましたので、そのことについてもあわせてお伝えします。
引越し時期による料金の差
一般的に繁忙期と言われているのが「3月から4月」、通常の時期は「それ以外の月」と規定している業者が多く、繁忙期の引越し料金は、通常期に比べかなり高くなっています。
業者によっては、2~4月が高く、それ以外は比較的安めに設定しているとこもあります。
ただ、今回の引越しは、すでに3月を予定しているので、通常の時期より2割~3割くらいは、高くなるのだろうと覚悟をしていました。
参考までですが、今回の引越し内容は、3LDKの部屋から3DKの部屋へ県をまたがる移動で、荷物はそこそこの量があります。
今回の引越し料金の概算を把握したかったので「引越し料金一括査定」サイトを見てみると、私の場合は、14万円~17万円くらいかなと初めは考えていました。
(しかし、その考えはとんでもなく甘かったのです。)
見積りを依頼した業者
まずは、「引越し料金一括査定」のサイトなどへ申し込みをします。
これは、多くの引越し業者からメールや電話がくるのではないかと覚悟して依頼したのですが、車査定一括サイトやバイク査定一括サイトのように、ぐいぐいと連絡してくることはなかったので一安心。
サイト以外の業者も含めて、いくつかの業者を選んで、見積りをお願いすることにしました。
今回依頼した業者は、5社で見積り方法もいろいろとあります。
1 実際に自宅を訪れて搬送する荷物の量を確認して、料金を出す方法
2 引越し業者のサイト上に、搬送する荷物の個数や大きさを入力して、料金を計算する方法
3 電話で搬送する荷物の個数などを聞いて、料金を出す方法
等々・・・いろいろな料金を計算する仕方があることが分かりました。
見積り料金の比較
F社
実際に自宅内にある荷物をひとつひとつチェックをして、査定をしていきます。料金設定について、とても丁寧な説明があったのでとても分かりやすかったです。
3月22日以降の日程で、429,000円でした。
特に、3月下旬は繁忙期でなので料金が高く、日程が1日でも変わると、料金が上下するとのことで、例えば3月22日と3月25日では、25日の方が若干高い料金が示されることもあるとのことです。
基本的には、トラック1台、作業員に対する料金で設定されています。
今回は、また、即決(その場で契約)であれば、「かなり安くできます。」と話がありました。
これは、今日、見積りにきた人が車に積んできているダンボールを、即、うちの自宅に置いていくことができるので、その配送代がかからないとの理由などがあるからだそうです。
A社
こちらも自宅内の荷物をきちんとチェックして、料金を出していきます。
この業者は、県をまたぐような距離がある引越しは、2日以上に分けて行うとの話があり、ここは初耳だったので、「うーん」と考えどころです。
保証制度、配送の細かいところなど丁寧に説明してもらいましたが、やはり料金は少し高め、しかし、運び方、養生、保証等々さまざまな箇所に力を入れていると感じました。
3月22日以降の日程で、484,850円でした。
見積り詳細には、補助車代や保防費、シーズン代等が追加されて、この料金です。こちらも即決の場合は、値引きできると話がありました。
また、見積り時にいただいた名刺の裏に「30%OFF!」と記載されていたので、すぐに担当の方に聞いてみると、「この30%オフは、繁忙期には使えないのです。」と言われ、残念・・。
ただ、ここはダンボールを再利用しており、再利用ダンボールを使って引越しをする場合、若干の割引があるとのことで、エコ対策にはとても良い施策です。
T社
この業者の自宅内の荷物を細かくチェックして、料金をだしていきます。
ここはもともと、中古品の買い取りを行っている業者なので、得意な分野を生かして、引っ越し時に不要となったものを買い取ってくれて、相殺した料金を設定しています。
ここの料金の出し方も上記の業者と同様で、基本的には、トラックと作業員に対する料金で構成されています。
3月22日以降ので料金で、207,980円でした。(不要な引き取り物はなし)
担当の方から「3月22日でも3月25日でも料金は変わらない。」と言われましたが、他の予約状況次第のような話しぶりでした。
K社
ここは、自宅内の搬送予定の荷物を見ることはなく、基本的に電話とメールでのやり取りになります。
現住居、引越し先、建物の状況、搬送荷物とその個数や大きさを細かくお伝えして、料金を出していきます。
3月20日の見積りだったこともあり、一番安い料金の175,000円でした。
ただ、少し気になったのが、「あらかじめ聞いていた荷物より多かった場合は、お支払いただく料金が変わることがあります。」との話がありました。
他の上記3社は、当日荷物が増えてもトラック1台の料金は決まっているので、乗せ放題と言われましたが、ここは、引っ越し当日に加算される可能性があるので、荷物量の打ち合わせをしっかりと行っておくことが大切です。
Y社
ここは、あらかじめLINE登録しておき、LINEの中でやり取りをして見積り料金が決まります。
自宅内の荷物を見に来ることはありませんが、LINE上で荷物の情報を細かく送る必要があります。
引越し日が3月25日の見積りで、220,000円で比較的安めです。
LINEを使っているので、迅速なやりとりができ、短時間で見積りが完結するので、時間がない方にはぴったりです。
業者を決める時の注意点
今回、5社についてお伝えしましたが、引っ越しサイトに登録すると、多くの業者からメールや電話がきます。
料金設定は、業者により全く異なる場合があるので、時間がある方は、多くの業者に見積もりを出してもらうことをおすすめしますが、なかなかそういうわけにはいきません。
よって、下記のことに注意点して検討してください。
- 1台のトラックに詰め放題の金額かどうか(後に加算されるかどうか)
- トラック代と作業員代以外に記載されている料金の内容は何か
- 遠距離の移動の場合は、何日かかるのか
- 洗濯機や家電の設置は、含まれているのか
- 保障の対象の範囲はどこまでか
- 割引きについて宣伝しているが、きちんと利用できるのか
今回見積りを依頼した業者の中には、「洗濯機の水道と排水設備の装着は自分でやってください。」「テレビ等の家電は自分で配線してください。」等の話があり、内容により自身では難しいと感じる方は、細かい確認が必要です。
また、業者による割引制度、サービス、保証制度も異なり、引越し時期によって大きな差があるので、個々に聞いてみることも大事です。
多くの点に気を付けながら、各社と見積りを進めていき、料金とサービス内容を見比べて、納得の上で引越し作業をすすめていきましょう。
引越し業者決定
検討した結果、「T社」に依頼することに決めました。
やはり、リーズナブルであったことが一番の理由ですが、「特に3月の引越しは、日程が1日変わるだけでも、料金が異なることがあります。」と説明を受けてきた中で、ここは日程変更をしても、料金が同じだったことも大きな理由です。
実際、引越し作業を終了させてみないと、ここが良かったのか、又は後悔するのかは分かりませんが、遠距離の引越しということもあり、(料金だけでは判断できないことも十分理解した上で)低価格な業者に決めました。
引越し業者を検索すると、数限りない業者数が出てきますので、決まった時間内で決めるのは、とても難しいですが、自身の生活スタイルに合ったところが見つかれば良いですね。
また、機会があれば、引越し結果についてお伝えできればと思います。
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