原木椎茸を網焼きして食べると「風味豊かで濃い味…なんて美味しいのだろう」と感じませんか。
買うとそこそこの値段だし、自分で育てる楽しみを感じつつ、おいしい椎茸を食するなら、自身で栽培するのもありです。
栽培方法が示されたサイトを見ると、若干の違いがあるものの、多くの職人さんらが紹介している簡単で確実な方法で駒打ちをしたのでお伝えします。
(地域や業者さんにより、それぞれやり方は若干異なりますので、細かい部分はご了承ください。)
原木しいたけ栽培の流れ
1 原木を準備する
コナラやクヌギが適しています。
ホームセンターで販売されているものを使用しました。
2 電気ドリルなどで原木に穴をあける
種駒の直径に合わせてあけます。
3 種駒を打つ
原木に穴をあけたら、すぐに打ちます。
4 仮伏せ
シイタケ菌を原木全体に活着させます。
5 本伏せ
約2年程度、直射日光が当たらず、雨が当たる場所で行います。
駒うちの時期
秋 10月か12月頃
春 2月から4月頃
(今回は4月中旬の駒うちとなり、時期はぎりぎりでした)
必要な道具
原木・種駒・ドリル(丸ノミでも可)・金づち
駒うちの時期後半のコナラ原木は、コメリでは特価(1本300円)で販売されていました。
(通常は、1本980円くらいの店が多かったです。)
種駒もコメリで購入、2,000円(500個入り)くらいでした。
駒うちの手順
原木の穴あけ
電気ドリルで原木に穴をあけます。
種駒の大きさに合わせて穴をあけることが重要です。
種駒を打つ(植菌)
穴をあけた後、何日も放置すると雑菌が入るので、すぐに種駒を打ちます。
駒打ち間隔は、多くのサイトを確認して、下図のものが多かったので、このように打ち込みました。
原木10本へ種駒の打ち込み完了です。
仮伏せする
梅雨の前までに、しいたけ菌を活着させます。
横積みか束立ての状態にして、ビニールなどで覆っておき、温度5℃から20℃を保ち、25℃以上にはならないようにします。
1~2週間に1回程度、原木に水をかけしっとりさせておきます。
本伏せする
しいたけ菌を原木全体に浸透させます。
日かげの林の中など、直射日光が当たらず、雨が当たる場所が適しています。
雨が当たって乾くことを繰り返すことにより、しいたけ菌が育っていきます。
自宅には林のような場所はないので、木と木の間から雨が当たり、日陰になるデッキの下に置くことにしました。
椎茸ができる時期
2回の夏を経た次の秋に、少しづつ椎茸が育ってきますので、とても楽しみです。
また、その頃に、椎茸の状態をお伝えできればと思います。
もう、この春の駒打ち時期は終わってしまいましたが、次の秋以降にチャレンジしてはいかがでしょうか。
コメント